ビジネスチャットツール選びで悩んでいませんか?
「チームメンバーとのやり取りがメールだけだと、どうしても遅れが出てしまう…」「LINEで仕事のやり取りをしているけれど、プライベートと混ざって管理しにくい…」「リモートワークが増えて、スムーズな情報共有の方法を探している…」
個人事業主や小規模チームにとって、ビジネスチャットツールは今や必須のコミュニケーション基盤です。しかし、Slack、Microsoft Teams、Chatwork、LINE WORKS、Discordなど、選択肢が多すぎて「結局どれが自分たちに合っているのか分からない」という声をよく耳にします。
この記事では、2025年最新の情報をもとに、個人事業主・小規模チーム向けのビジネスチャットツール5選を徹底比較します。料金、使いやすさ、機能の充実度、外部連携、日本語対応といった観点から、それぞれのツールの特徴を整理しました。
この記事を読めば、「自分たちのチームにはどのツールが最適か」を5分で判断できるようになります。ツール選びで迷っている方は、ぜひ最後までお読みください。
ビジネスチャットツール比較の前提と選定基準
今回の比較では、以下の5つの軸を重視してツールを評価しています。
1. 料金体系の明確さとコストパフォーマンス
小規模チームや個人事業主にとって、初期コストとランニングコストは重要な判断材料です。無料プランの有無、有料プランの価格帯、人数制限などを詳しく見ていきます。
2. 使いやすさ・操作性
ITリテラシーが高くないメンバーでも直感的に使えるか、スマートフォンアプリの使い勝手はどうか、といった実務での使いやすさを評価します。
3. 機能の充実度
チャット機能だけでなく、ファイル共有、タスク管理、ビデオ通話、検索機能など、業務に必要な機能が揃っているかをチェックします。
4. 外部ツールとの連携性
Google Workspace、Microsoft 365、Notion、Trelloなど、既存のツールとどれだけスムーズに連携できるかも重要なポイントです。
5. 日本語対応とサポート体制
日本語でのサポートが充実しているか、ヘルプドキュメントが分かりやすいかなど、困ったときに頼れる体制があるかを確認します。
ビジネスチャットツール比較一覧表
まずは、今回比較する5つのツールの基本情報を一覧表でご紹介します。
| ツール名 | 無料プラン | 有料プラン料金(月額) | 主な用途 | 日本語対応 | 外部連携 |
|---|---|---|---|---|---|
| Slack | あり(90日間のメッセージ履歴) | Pro: 925円〜/ユーザー | プロジェクト管理、エンジニアチーム | ◎ | ◎(2,600以上のアプリ連携) |
| Microsoft Teams | あり(機能制限あり) | Microsoft 365 Business Basic: 750円〜/ユーザー | Microsoft製品ユーザー、大企業 | ◎ | ◎(Microsoft製品と完全統合) |
| Chatwork | あり(累計14コンタクトまで) | ビジネス: 700円〜/ユーザー | 中小企業、社外との連携 | ◎(国産) | ○(600以上の連携サービス) |
| LINE WORKS | あり(100人まで) | ライト: 450円〜/ユーザー | 店舗・現場、モバイル中心 | ◎(国産) | ○(LINE連携が強み) |
| Discord | あり(ほぼ全機能利用可) | Nitro: 約1,100円/ユーザー | クリエイター、コミュニティ運営 | ○ | △(Bot連携が中心) |
※料金は2025年12月時点の情報です。為替レートや改定により変動する可能性があります。
各ツールの詳細解説
1. Slack(スラック)
概要と特徴
Slackは、世界中で1,200万人以上が利用するビジネスチャットのグローバルスタンダードです。チャンネル単位でプロジェクトやチームを管理でき、スレッド機能で会話を整理できるのが最大の特徴。外部アプリとの連携が圧倒的に豊富で、カスタマイズ性が高いのも魅力です。
こんな人におすすめ
- エンジニアやデザイナーなど、ITリテラシーが高いチーム
- GitHub、Notion、Trelloなど外部ツールを多数使っている
- プロジェクトごとに柔軟にチャンネルを設計したい
- グローバルに仕事をしている、または海外クライアントとやり取りがある
料金プラン
- フリー:無料(90日間のメッセージ履歴、1対1のビデオ通話)
- Pro:925円/ユーザー/月(無制限のメッセージ履歴、グループビデオ通話)
- Business+:1,600円/ユーザー/月(高度なセキュリティ、コンプライアンス機能)
メリット
- 外部連携の豊富さが圧倒的:2,600以上のアプリと連携可能。Google Drive、Zoom、Asana、Salesforceなど、ほぼすべての主要ツールと接続できます
- スレッド機能で会話を整理:各メッセージにスレッドを付けられるため、話題が混在せず情報を追いやすい
- 検索機能が強力:過去のメッセージやファイルを素早く検索できるため、情報の資産化に優れています
注意点・デメリット
- 無料プランは90日間の履歴制限:それ以前のメッセージは見られなくなるため、長期運用には有料プランが必要
- 初心者には機能が多すぎる場合も:チャンネル設計やワークフロー構築に慣れが必要で、シンプルさを求める人には向かないことも
2. Microsoft Teams(マイクロソフト チームズ)
概要と特徴
Microsoft Teamsは、Microsoft 365(旧Office 365)に統合されたビジネスチャットツールです。Word、Excel、PowerPoint、OneDrive、SharePointなどのMicrosoft製品とシームレスに連携し、資料作成から会議、チャットまでを一元管理できます。大企業での導入実績が豊富です。
こんな人におすすめ
- すでにMicrosoft 365を契約している、またはこれから導入予定
- Word、ExcelなどのOfficeファイルを頻繁に共同編集する
- 社内の情報セキュリティやコンプライアンスを重視する
- オンライン会議とチャットを一体的に使いたい
料金プラン
- 無料版:無料(機能制限あり、会議は60分まで)
- Microsoft 365 Business Basic:750円/ユーザー/月(Web版のOfficeアプリ、1TBストレージ)
- Microsoft 365 Business Standard:1,560円/ユーザー/月(デスクトップ版Officeアプリも利用可)
メリット
- Microsoft製品との完全統合:Teams内でWordやExcelをリアルタイム共同編集でき、ファイル管理がスムーズ
- ビデオ会議機能が充実:背景ぼかし、録画、文字起こしなど、会議に必要な機能が標準搭載
- エンタープライズグレードのセキュリティ:大企業でも安心して使える高度なセキュリティとコンプライアンス機能
注意点・デメリット
- Microsoft製品以外の連携は弱め:Slackほど外部アプリとの連携が柔軟ではなく、Microsoft製品中心のエコシステム
- UIが複雑に感じることも:多機能すぎて、初心者には操作が分かりにくい場面があります
3. Chatwork(チャットワーク)
概要と特徴
Chatworkは、日本の中小企業に圧倒的な支持を得ている国産ビジネスチャットです(導入企業30万社以上)。シンプルで直感的なUIが特徴で、ITリテラシーが高くないメンバーでもすぐに使いこなせます。社外のクライアントともグループチャットを作りやすく、営業やプロジェクト管理にも便利です。
こんな人におすすめ
- 社外のクライアントや取引先と頻繁にやり取りする
- シンプルで使いやすいツールを探している
- タスク管理機能をチャットと一緒に使いたい
- 日本語サポートが充実しているツールが安心
料金プラン
- フリー:無料(累計14コンタクトまで、グループチャット数制限あり)
- ビジネス:700円/ユーザー/月(無制限コンタクト、広告非表示)
- エンタープライズ:1,200円/ユーザー/月(専用URL、高度な管理機能)
メリット
- シンプルで分かりやすいUI:LINEのような感覚で使えるため、誰でもすぐに使い始められます
- タスク管理機能が標準搭載:チャットから直接タスクを作成・管理でき、To Doの見落としを防げます
- 社外ユーザーとの連携が簡単:メールアドレスだけで相手を招待でき、クライアントとのやり取りに最適
- 日本語サポートが充実:国産ツールなので、ヘルプやサポートがすべて日本語で分かりやすい
注意点・デメリット
- 無料プランは制限が厳しい:コンタクト数14人までという制限があり、チームが拡大すると有料プランが必須
- 外部連携はSlackほど豊富ではない:600以上のサービスと連携できますが、Slackの2,600以上と比べると選択肢は少なめ
4. LINE WORKS(ライン ワークス)
概要と特徴
LINE WORKSは、LINEのビジネス版として、誰もが使い慣れたLINEのUIをベースにしたビジネスチャットツールです。プライベートのLINEとも連携でき、店舗スタッフや現場作業員など、モバイル中心の業務に適しています。100人までの無料プランがあるのも魅力です。
こんな人におすすめ
- 店舗運営や現場作業など、モバイル中心の業務
- ITリテラシーが高くないメンバーが多い
- プライベートのLINEユーザーとも連絡を取りたい
- 無料で100人規模のチームを運営したい
料金プラン
- フリー:無料(100人まで、ストレージ5GB)
- ライト:450円/ユーザー/月(ストレージ100GB、管理機能強化)
- ベーシック:800円/ユーザー/月(ストレージ1TB、メール機能)
- プレミアム:1,500円/ユーザー/月(高度なセキュリティ、監査ログ)
メリット
- LINEと同じ操作感:スタンプ、既読機能など、LINEユーザーなら説明不要で使えます
- 外部のLINEユーザーとも連携可能:社外のクライアントがLINE WORKSを使っていなくても、LINEで連絡できます
- モバイルアプリが優秀:スマートフォンでの使い勝手が非常に良く、現場での情報共有に最適
- 無料プランが太っ腹:100人まで無料で使えるのは、小規模チームにとって大きな魅力
注意点・デメリット
- PCでの業務には向かない場合も:モバイルファーストの設計なので、デスクワーク中心の環境ではやや使いにくい
- 外部連携は限定的:SlackやTeamsと比べると、連携できる外部ツールの種類が少ない
5. Discord(ディスコード)
概要と特徴
Discordは、もともとゲーマー向けのコミュニケーションツールとして生まれましたが、現在ではクリエイターやコミュニティ運営、小規模チームでも広く使われています。音声通話の品質が高く、カジュアルなコミュニケーションに適しています。無料でほぼすべての機能が使えるのも大きな魅力です。
こんな人におすすめ
- クリエイター、デザイナー、ゲーム開発チーム
- コミュニティやファンクラブを運営している
- 音声通話を常時接続しながら作業したい
- カジュアルで柔軟なコミュニケーション環境が好き
料金プラン
- 無料:無料(ほぼ全機能が利用可能)
- Nitro:約1,100円/ユーザー/月(アップロード容量増加、カスタム絵文字など)
メリット
- 無料でほぼすべての機能が使える:無制限のメッセージ履歴、音声・ビデオ通話、画面共有など、無料プランでも十分
- 音声通話の品質が非常に高い:低遅延で安定した音声通話が可能で、常時接続しながらの作業に最適
- コミュニティ運営に強い:ロール(役割)管理、チャンネル権限設定など、コミュニティ運営に必要な機能が充実
注意点・デメリット
- ビジネス向けの機能は少ない:タスク管理やスケジュール機能などはなく、業務管理ツールとしては物足りない
- カジュアルすぎる印象:クライアントや取引先とのやり取りには不向きで、社内のカジュアルなコミュニケーション向け
- 日本語サポートはやや弱い:UIは日本語化されていますが、ヘルプドキュメントやサポートは英語が中心
用途・タイプ別おすすめビジネスチャットツール
ここまで5つのツールを詳しく見てきましたが、「結局どれを選べばいいの?」という方のために、用途やタイプ別のおすすめをまとめました。
とにかくコスパ重視なら → LINE WORKS
100人まで無料で使えるため、初期コストを抑えたい小規模チームには最適です。有料プランも450円/月〜と、他のツールと比較して安価です。
機能の充実度と拡張性で選ぶなら → Slack
2,600以上の外部アプリと連携でき、カスタマイズ性が圧倒的。プロジェクト管理を本格的にやりたい、ツール間の連携を重視するならSlack一択です。
Microsoft製品を使っているなら → Microsoft Teams
すでにMicrosoft 365を契約しているなら、追加コストなしでTeamsを使えます。Word、Excel、OneDriveとの統合が完璧なので、Officeファイルの共同編集が多いチームに最適。
初心者におすすめ・使いやすさ重視なら → Chatwork
シンプルで直感的なUIは、ITに不慣れなメンバーでもすぐに使いこなせます。日本語サポートも充実しており、安心して導入できます。
クリエイター・コミュニティ運営なら → Discord
無料で高品質な音声通話ができ、カジュアルなコミュニケーションに適しています。ファンコミュニティや小規模なクリエイターチームにおすすめ。
よくある質問・迷いポイントQ&A
Q1. 無料プランだけで十分使える?
A. チームの規模と用途によります。LINE WORKSとDiscordは無料プランでもほぼ全機能が使えるため、小規模チームなら十分です。一方、Slackは90日間のメッセージ履歴制限があるため、長期運用するなら有料プランが推奨されます。Chatworkは無料プランだとコンタクト数が14人までなので、チームが拡大する予定なら最初から有料プランを検討しましょう。
Q2. 日本語対応しているのはどれ?
A. Slack、Microsoft Teams、Chatwork、LINE WORKSはすべて日本語に完全対応しており、UIもサポートも日本語です。特にChatworkとLINE WORKSは国産ツールなので、日本語サポートが手厚いです。DiscordはUIは日本語化されていますが、ヘルプドキュメントやサポートは英語が中心です。
Q3. 他のツールから乗り換えは簡単?
A. 多くのツールは、CSVファイルやAPIを使ったデータ移行機能を提供しています。ただし、メッセージ履歴の完全移行は難しい場合が多いため、移行期間中は旧ツールと新ツールを併用するのが現実的です。Slackなど主要ツールには専用の移行ガイドが用意されています。
Q4. 社外のクライアントとも使える?
A. ChatworkとLINE WORKSは、社外ユーザーを簡単に招待できる設計になっており、クライアントとのやり取りに適しています。Slackも外部ゲストを招待できますが、やや設定が複雑です。Microsoft Teamsは、相手がMicrosoftアカウントを持っていればスムーズですが、持っていない場合は手間がかかります。
Q5. セキュリティは大丈夫?
A. 今回紹介したツールは、いずれもエンタープライズグレードのセキュリティを備えています。特にMicrosoft TeamsとSlack(Business+プラン以上)は、SOC 2、ISO 27001などの認証を取得しており、金融機関や大企業でも採用されています。
Q6. モバイルアプリは使いやすい?
A. すべてのツールにモバイルアプリがありますが、LINE WORKSはモバイルファーストで設計されており、スマートフォンでの使い勝手が特に優れています。SlackとMicrosoft Teamsもモバイルアプリは充実していますが、多機能なためPCでの利用がメインになるでしょう。
まとめ:結局どれを選ぶべきか
ビジネスチャットツールは、チームの規模、業務内容、既存ツールとの連携、予算など、さまざまな要素を考慮して選ぶ必要があります。最後に、タイプ別のおすすめを箇条書きで整理します。
- Microsoft 365を使っているチームは → Microsoft Teams
追加コストなしで使え、Officeファイルとの統合が完璧です。 - 外部ツールとの連携を重視するエンジニアチームは → Slack
2,600以上のアプリと連携でき、カスタマイズ性が圧倒的です。 - シンプルで使いやすいツールを探している中小企業は → Chatwork
直感的なUIと日本語サポートで、誰でもすぐに使えます。 - 店舗や現場でモバイル中心に使うなら → LINE WORKS
LINEと同じ操作感で、100人まで無料。モバイルでの使い勝手が抜群です。 - クリエイターやコミュニティ運営をしているなら → Discord
無料で高品質な音声通話ができ、カジュアルなコミュニケーションに最適です。
どのツールも優れた機能を持っていますが、「完璧なツール」は存在しません。大切なのは、自分たちのチームの働き方や優先順位に合ったツールを選ぶことです。
多くのツールは無料プランや無料トライアルを提供しているので、まずは実際に使ってみて、チームの反応を見るのが一番確実な方法です。この記事が、あなたのチームに最適なビジネスチャットツールを見つける手助けになれば幸いです。
ビジネスチャットツールを導入したら、次はワークフロー自動化やプロジェクト管理のツールも組み合わせることで、さらに生産性が向上します。NeuroStackでは、他にも様々なビジネスツールの比較記事を公開していますので、ぜひご覧ください。