デザインと開発の「壁」を壊したい人へ
「デザイナーと開発者の連携がうまくいかない」「デザインツールが高すぎて導入できない」「リモートワークでデザインレビューが難しい」――こんな悩みを抱えていませんか?
Figmaは、これらの課題を一気に解決できるクラウドベースのUI/UXデザインツールです。ブラウザ上で動作し、リアルタイムで複数人が同時編集できる仕組みは、まさに「デザイン版のGoogle Docs」。デザイナーだけでなく、開発者やプロダクトマネージャーも同じ画面を見ながら議論できるため、認識のズレが起きにくく、プロダクト開発のスピードが劇的に向上します。
特に、小規模チームやスタートアップ、リモートワーク環境のチームにとって、Figmaは圧倒的にコスパの良い選択肢です。無料プランでも基本的なデザイン機能が使えるため、「まずは試してみたい」という人にも最適。この記事では、Figmaの機能やメリット・デメリット、実際の使い方まで、3分で判断できるようにまとめました。
Figmaの概要と基本情報
どんなカテゴリのツールか
FigmaはクラウドベースのUI/UXデザイン・プロトタイピングツールです。Webサイトやモバイルアプリのデザイン、ワイヤーフレーム作成、プロトタイプ制作、デザインシステムの構築など、プロダクトデザインに必要な機能がオールインワンで揃っています。
従来のデザインツール(Adobe XD、Sketchなど)と大きく異なるのは、ブラウザ上で完結し、リアルタイム共同編集ができる点。デザインファイルのバージョン管理も自動で行われるため、「最新版はどれ?」といった混乱がなくなります。
代表的なユースケース
- Webサイト・モバイルアプリのUIデザイン:画面設計からビジュアルデザインまで一貫して作成
- プロトタイプ作成:画面遷移やインタラクションを実装前に確認
- デザインシステムの構築:コンポーネントライブラリを作成し、チーム全体で再利用
- ワイヤーフレーム・モックアップ制作:アイデアの可視化や要件整理
- デザインレビュー:関係者全員がブラウザ上でコメントを残せる
- 開発への引き渡し:Dev Modeで開発者がコードやアセットを簡単に取得
料金・対応言語・提供形態
Figmaは2025年3月に料金体系が大きく変更されました。新しい料金プランでは、シートの種類(フル/Dev/コラボ/閲覧)とプラン(スターター/プロフェッショナル/Organization/Enterprise)の組み合わせで価格が決まります。
主要プランの料金(2025年最新版)
| プラン | 月額料金(年払い) | 主な機能 |
|---|---|---|
| スターター(旧Free) | 無料 | 基本的なデザイン機能、3つのFigmaファイル・3つのFigJamファイル |
| プロフェッショナル(フルシート) | $15/月(約2,200円) | 無制限ファイル、バージョン履歴無制限、チーム共有ライブラリ、FigJam・Figma Slides利用可能 |
| プロフェッショナル(Devシート) | $10/月(約1,500円) | Dev Mode、コード生成、デザイントークン抽出 |
| Organization | $45/月(約6,600円) | 複数チーム管理、高度なセキュリティ、ブランチング機能 |
| Enterprise | $75/月(約11,000円) | SSO、高度な権限管理、24時間サポート |
対応言語:日本語含む多言語対応(UIは日本語化済み)
提供形態:Webブラウザ(Chrome、Firefox、Safari、Edge)、デスクトップアプリ(Windows、Mac)、モバイルアプリ(iOS、Android)
重要なポイントは、すべての有料プランでFigJam(ホワイトボードツール)とFigma Slides(プレゼンテーションツール)が利用可能になったこと。また、閲覧・コメントのみのユーザーは無料で招待できるため、クライアントやステークホルダーとの連携コストがかかりません。
主な機能とできること
Figmaの機能は多岐にわたりますが、実務でよく使う機能を中心に紹介します。
ベクターネットワーク編集
従来のベクターツールと異なり、パスの方向性を気にせず自由に編集できる「ベクターネットワーク」を採用。Illustratorのような複雑な操作を覚えなくても、直感的にアイコンやイラストを作成できます。
実務での使い方:ロゴやアイコンをその場で調整したり、SVGファイルをインポートして編集したりする際に重宝します。
コンポーネント・バリアント機能
ボタンやカードなどの再利用可能なUIパーツ(コンポーネント)を作成し、プロジェクト全体で共有できます。バリアント機能を使えば、ボタンの「通常/ホバー/押下」状態を1つのコンポーネントにまとめて管理可能。
実務での使い方:デザインシステムを構築することで、複数ページのデザイン修正が一括で反映され、作業効率が飛躍的に向上します。
オートレイアウト
レスポンシブ対応を意識した自動調整レイアウト機能。要素の追加・削除に応じてコンテナのサイズが自動調整され、開発時の実装イメージに近いデザインを作成できます。
実務での使い方:ナビゲーションメニューやカードリストなど、要素数が可変するUIを作る際に必須。開発者への引き渡しもスムーズになります。
プロトタイピング機能
画面間のリンクを設定し、クリック可能なプロトタイプを作成。アニメーションやトランジション効果も設定できるため、実装前にユーザー体験を検証できます。
実務での使い方:クライアントへのプレゼンや、ユーザーテストの前段階で活用。URLを共有するだけで誰でもプロトタイプを操作できます。
リアルタイム共同編集
複数人が同時に同じファイルを編集でき、他のユーザーのカーソル位置もリアルタイムで表示されます。Google Docsのような感覚で、デザイナー同士やデザイナーとPMが同時に作業可能。
実務での使い方:デザインレビュー会議で、その場で修正を加えながら議論を進められます。リモートワークでは特に威力を発揮。
コメント機能
デザイン上の任意の場所にピンでコメントを残せる機能。フィードバックのやり取りがデザインファイル内で完結し、メールやチャットで散らばることがありません。
実務での使い方:クライアントレビューや社内承認プロセスで、修正依頼を明確に伝えられます。
Dev Mode(開発者モード)
2024年から有料化された開発者向けの機能。デザインからCSS、iOS、Androidのコードを自動生成し、アセットのエクスポートも簡単に行えます。2025年には「Code Connect」機能が追加され、実際のコンポーネントとFigmaデザインをマッピングできるようになりました。
実務での使い方:開発者がデザインファイルからピクセル値やカラーコードを正確に取得でき、デザイナーへの問い合わせが激減します。
FigJam(ホワイトボード機能)
ブレインストーミングやワークショップに使えるオンラインホワイトボード。2025年の料金改定で、すべての有料プランに含まれるようになりました。
実務での使い方:ユーザーストーリーマッピングや、デザインスプリントの進行に活用できます。
Figma AI(2024年導入)
2024年のConfig 2024で発表されたAI機能。テキストプロンプトからデザイン要素を生成したり、デザインの自動調整を行ったりできます。2025年4月以降の新UI(UI3)では、すべてのプランでベータ版が利用可能になる予定です。
実務での使い方:ダミーテキストや画像の生成、レイアウトの調整などを効率化できます。
実際に触ってわかったメリット
圧倒的な導入ハードルの低さ
Figmaの最大の魅力は、始めるのが簡単すぎる点です。アカウント登録さえすれば、ブラウザ上ですぐにデザインを開始できます。Adobe XDやSketchのように、ソフトウェアをインストールする必要もなく、WindowsでもMacでも同じ環境で作業可能。
特に、スターター(無料)プランでも基本的なデザイン機能が使えるため、個人プロジェクトや小規模チームなら無料で完結できます。「まずは試してみる」が簡単にできるのは、ツール選定の大きなポイントです。
どんな人にとってメリットか:デザインツールを初めて使う人、予算が限られているフリーランスやスタートアップ、複数のOSが混在するチーム。
リモートワークとの相性が最高
リアルタイム共同編集とコメント機能により、物理的に離れていても同じ空間で作業している感覚が得られます。デザインレビューのために全員が集まる必要がなく、時間帯が合わなくてもコメントで非同期のフィードバックが可能。
実際、私のチームでは、デザイナーが日本にいて開発者が海外にいる状態でも、Figma上でスムーズに連携できています。SlackやZoomと組み合わせれば、画面共有しながらその場で修正を加えるスタイルも実現できます。
どんな人にとってメリットか:リモートワーク中心のチーム、異なるタイムゾーンで働くグローバルチーム、フリーランスでクライアントと密に連携したい人。
デザイナーと開発者の「共通言語」になる
従来のデザインツールでは、デザイナーがPNGやPDFで書き出して開発者に渡し、開発者は目視でピクセル値を確認する…という非効率なフローがありました。Figmaでは、Dev Modeを使えば、開発者がデザインファイルから直接コードやアセットを取得できます。
さらに、2025年に強化された「Code Connect」機能により、Figma上のコンポーネントと実際のコードコンポーネントを紐付けられるようになりました。これにより、「このボタンは実際にはどのコンポーネントを使うのか?」という疑問がなくなり、実装の精度が向上します。
どんな人にとってメリットか:デザインと開発の連携に課題を感じているチーム、デザインシステムを運用している組織、開発者とデザイナーが頻繁にコミュニケーションを取る環境。
バージョン管理が自動で楽
Figmaは編集履歴が自動保存され、過去のバージョンにいつでも戻せます。プロフェッショナルプラン以上なら無制限に履歴を保持できるため、「デザインを戻したいけど、どのファイルが最新だったか分からない」という悩みから解放されます。
また、Organizationプラン以上では「ブランチング機能」が使えるため、メインのデザインを壊さずに実験的なデザインを試せます。
どんな人にとってメリットか:複数のバージョンを試行錯誤するデザイナー、チームで同じファイルを編集する環境、クライアントワークで過去のデザインを参照する必要がある人。
プラグイン・コミュニティが充実
Figmaには数千種類のプラグインとコミュニティテンプレートがあります。アイコンパック、ダミーテキスト生成、アクセシビリティチェック、画像圧縮など、作業を効率化するツールが豊富。無料で使えるものが多く、自分の作業スタイルに合わせてカスタマイズできます。
また、コミュニティで公開されているデザインファイルを参考にすれば、プロのデザインテクニックを学べます。
どんな人にとってメリットか:作業効率を上げたいデザイナー、デザインの勉強をしたい初心者、特定の作業(アクセシビリティチェックなど)を自動化したい人。
気になった点・注意しておきたいポイント
無料プランの制限が厳しくなった
2025年の料金改定で、スターター(旧Free)プランはFigmaファイルとFigJamファイルがそれぞれ3つまでに制限されました。以前は無制限だったため、複数プロジェクトを並行する場合は有料プランへのアップグレードが必須になります。
また、Dev Modeも有料化されたため、開発者がコードを取得する際は別途Devシート($10/月)が必要です。小規模チームにとっては、コストが積み重なる点が悩ましいところ。
こういう人には合わないかも:複数のプロジェクトを無料で管理したい人、開発者を含む大人数のチームで無料運用を考えている人。
学習コストは意外とある
Figmaは直感的なUIですが、オートレイアウト、コンポーネント、バリアントなどの概念を理解するには時間がかかります。特に、デザインシステムを構築しようとすると、コンポーネントの設計スキルが求められます。
初心者がいきなり高度な機能を使いこなすのは難しいため、公式のチュートリアルやYouTubeの解説動画を見ながら段階的に学ぶ必要があります。
こういう人には合わないかも:すぐに結果を出したい人、複雑な機能を学ぶ時間が取れない人、シンプルなツールを求めている人。
オフライン作業ができない
Figmaはクラウドベースのため、インターネット接続が必須です。デスクトップアプリでも、基本的にはオンラインでないと編集できません(一部キャッシュで閲覧は可能)。
通信環境が不安定な場所で作業する場合や、飛行機の中でデザイン作業をしたい場合は不便です。
こういう人には合わないかも:オフライン環境で作業することが多い人、ネット回線が不安定な地域で仕事をしている人。
大規模ファイルでは動作が重くなる
複雑なデザインや大量のアートボードを含むファイルでは、ブラウザの動作が重くなることがあります。特に、古いPCや低スペックのマシンでは、スムーズに操作できない場合も。
ファイルを分割したり、不要なレイヤーを削除したりして最適化する必要があります。
こういう人には合わないかも:超大規模なプロジェクトを扱う人、低スペックのPCで作業している人。
印刷物デザインには不向き
FigmaはUI/UXデザインに特化しているため、CMYK対応や高解像度印刷の設定が弱いです。チラシやポスターなど、印刷物のデザインをする場合は、Adobe IllustratorやInDesignの方が適しています。
こういう人には合わないかも:印刷物のデザインをメインで行う人、CMYKやパントーンカラーを扱う必要がある人。
類似ツールとの比較
Figmaと競合するデザインツールはいくつかあります。それぞれの特徴を簡単に整理します。
Adobe XD
Adobe XDは、Adobe Creative Cloudの一部として提供されるUI/UXデザインツール。
違い:
- XDは買い切りまたはCreative Cloudサブスクリプションで利用可能
- Figmaはクラウドベース、XDはデスクトップアプリ
- Figmaの方がリアルタイム共同編集が強力
- XDはAdobe製品(Photoshop、Illustrator)との連携が強い
おすすめの人:
- Adobe XD:すでにCreative Cloudを契約している人、Photoshopと連携したい人、オフライン作業が多い人
- Figma:リモートチームで作業する人、ブラウザ上で完結したい人、無料から始めたい人
※注:Adobe XDは2025年1月に新規機能開発の終了がアナウンスされており、今後はFigmaへの移行が推奨されています。
Sketch
Sketchは、Mac専用のUIデザインツール。長年デザイナーに愛用されてきました。
違い:
- SketchはMac専用、FigmaはOS不問
- Figmaの方がリアルタイム共同編集が優れている
- Sketchはローカルファイル管理、Figmaはクラウド管理
- Sketchの方がプラグインエコシステムが成熟(ただし、Figmaも急成長中)
おすすめの人:
- Sketch:Macユーザー、ローカルでファイル管理したい人、既存のSketchプラグインを活用したい人
- Figma:WindowsやLinuxも使うチーム、クラウド管理を重視する人、リアルタイムコラボが必要な人
Canva
Canvaは、デザイン初心者向けのグラフィックデザインツール。
違い:
- Canvaはテンプレートベースで簡単にデザイン作成
- Figmaは自由度が高く、UI/UXデザインに特化
- Canvaは印刷物やSNS投稿画像に強い
- Figmaはプロトタイピングやデザインシステム構築に強い
おすすめの人:
- Canva:デザイン初心者、SNS投稿やチラシ作成がメイン、テンプレートを活用したい人
- Figma:WebやアプリのUIを作る人、プロトタイプを作りたい人、チームでデザインシステムを運用する人
Framer
Framerは、デザインとコードの境界を曖昧にしたノーコードWebサイトビルダー兼デザインツール。
違い:
- Framerはデザインしたものをそのまま公開可能(Webサイトとしてホスティング)
- Figmaはデザイン・プロトタイピングに特化
- Framerはインタラクションやアニメーションが高度
- Figmaはチーム協業機能が充実
おすすめの人:
- Framer:デザインをそのままWebサイトとして公開したい人、高度なアニメーションを作りたい人
- Figma:開発チームと連携してプロダクトを作る人、デザインシステムを重視する人
Figmaがハマる具体的なワークフロー例
ここでは、Figmaを実際にどう活用するのか、2つの具体例を紹介します。
ワークフロー例1:スタートアップでのMVP開発
状況:創業したばかりのスタートアップで、新しいWebサービスのMVP(Minimum Viable Product)を3ヶ月で開発したい。デザイナー1名、開発者2名、PM1名のチーム。
Figmaを使った流れ:
- FigJamでアイデア整理:PMとデザイナー、開発者が集まり、FigJam上でユーザーストーリーマッピングやワイヤーフレームのスケッチを作成。リアルタイムで付箋を貼りながらブレスト。
- Figmaでワイヤーフレーム作成:デザイナーが主要画面のワイヤーフレームをFigmaで作成。コメント機能を使って、PMと開発者がフィードバックを残す。
- デザインシステムの構築:ボタン、フォーム、カードなどの基本コンポーネントを作成し、チーム共有ライブラリに登録。これにより、他の画面でも一貫したデザインを素早く適用。
- ビジュアルデザインとプロトタイプ作成:ワイヤーフレームをベースに、色やタイポグラフィを適用してビジュアルデザインを完成。画面遷移を設定してプロトタイプを作成し、URLを共有してチーム全体でレビュー。
- Dev Modeで開発に引き渡し:開発者がDev Modeに切り替え、CSSコードやアセットを取得。デザイナーに問い合わせることなく、正確な実装を進められる。
- 実装中のフィードバック:開発中に「この部分のデザインを調整したい」となった場合、Figma上で修正してコメントで連絡。開発者は最新のデザインをすぐに確認。
- バージョン管理で振り返り:MVPリリース後、過去のデザイン履歴を見て「どの段階でこのデザインになったか?」を確認し、次の改善に活かす。
成果:デザインと開発の行き来が最小限になり、3ヶ月でMVPをリリース。デザインの一貫性も保たれ、ユーザーテストでの評価も高かった。
ワークフロー例2:リモートチームでのWebサイトリニューアル
状況:中小企業のマーケティングチーム。自社Webサイトをリニューアルしたいが、デザイナーは外部フリーランス(リモート)、開発は社内エンジニア、承認は経営陣が行う。
Figmaを使った流れ:
- 既存サイトの分析とワイヤーフレーム:フリーランスデザイナーがFigmaで既存サイトの構造を整理し、新しいワイヤーフレームを作成。マーケティング担当者がコメント機能で「この部分にCTAを追加してほしい」とフィードバック。
- デザイン案の作成:デザイナーが3パターンのデザイン案を作成し、Figmaのプロトタイプ機能でクリック可能な状態に。URLを経営陣に共有し、実際の動きを確認してもらう。
- 承認プロセス:経営陣がFigma上でコメントを残し、「このデザインが良い」と承認。修正依頼もコメントで明確に伝わる。
- 開発への引き渡し:社内エンジニアがFigmaのDev Modeでデザインを確認し、レスポンシブ対応の情報も取得。デザイナーに細かい質問をする回数が激減。
- 実装中の微調整:実装中に「このフォントサイズだと読みにくい」という問題が発覚。エンジニアがFigma上でコメントを残し、デザイナーがその場で修正。
- リリース後の振り返り:リニューアル後、Figmaのファイルを見ながら「どの部分がユーザーに好評だったか」を分析。次のマイナーアップデートに活かす。
成果:リモート環境でも、デザイナー、マーケティング、開発、経営陣がスムーズに連携。メールやチャットでのやり取りが減り、プロジェクトの進行が可視化された。
まとめ:どんな人がFigmaを選ぶべきか
ここまでの内容を踏まえて、Figmaが向いている人・向いていない人を整理します。
Figmaがおすすめな人
- リモートワークやハイブリッドワークのチーム:リアルタイム共同編集とコメント機能で、どこにいても同じ環境で作業できる。
- デザイナーと開発者の連携を強化したいチーム:Dev ModeやCode Connectで、デザインから実装への引き渡しがスムーズに。
- スタートアップや小規模チーム:無料プランから始められ、必要に応じてスケールできる。コストパフォーマンスが高い。
- デザインシステムを構築・運用したい組織:コンポーネントとライブラリ機能で、一貫性のあるデザインを維持できる。
- UI/UXデザインを学びたい初心者:無料で使え、コミュニティのテンプレートやチュートリアルが充実している。
- クライアントワークで頻繁にレビューが必要なフリーランス:URLを共有するだけで、クライアントがブラウザ上でデザインを確認・コメントできる。
- WindowsとMacが混在する環境:OSを問わず、同じ環境で作業できる。
Figmaがおすすめしない人
- 印刷物デザインをメインで行う人:CMYKや高解像度印刷の対応が弱いため、IllustratorやInDesignの方が適している。
- オフライン環境で作業することが多い人:インターネット接続が必須なため、安定した通信環境が必要。
- 複数の大規模プロジェクトを無料で管理したい人:スタータープランはファイル数に制限があるため、有料プランへの移行が必要。
- すでにSketchやAdobe XDのワークフローが確立している人:移行コストを考えると、現状のツールを使い続ける方が効率的な場合も。
- 学習時間を取れない人:基本的な操作は簡単だが、オートレイアウトやコンポーネント設計を習得するには時間がかかる。
まずは無料で試してみる
Figmaはスターター(無料)プランでも基本的な機能が使えるため、まずは試してみることをおすすめします。特に、リモートチームでの協業やデザインシステムの構築を考えているなら、Figmaは最有力候補になるはずです。
料金プランで迷った場合は、以下を参考にしてください:
- 個人・小規模プロジェクト:スターター(無料)プランから始める
- チームで本格運用:プロフェッショナルプラン($15/月)。開発者がいる場合はDevシート($10/月)も追加
- 複数チーム・大規模組織:Organizationプラン($45/月)でブランチングや高度な権限管理を活用
- エンタープライズ:Enterpriseプラン($75/月)でSSO、専任サポート、セキュリティ対策を強化
最終的に、Figmaは「デザインツール」というよりも「プロダクト開発のコラボレーションプラットフォーム」として進化しています。デザイナーだけでなく、PM、開発者、マーケター、経営陣までがFigma上で同じ情報を見ながら意思決定できる環境は、プロダクト開発のスピードと品質を大きく向上させます。
「デザインと開発の壁を壊したい」と思っているなら、今すぐFigmaを試してみる価値があります。
公式サイト:https://www.figma.com/